最近、まわりでも「ナチュラルワイン」という言葉をよく聞くようになりました。正直、少し前まではよくわからない世界だったのですが、調べてみると流行っている理由は割とはっきりしていて、化学肥料や農薬に頼らない造り方への関心の高まり、工業的に均一なワインへの反動、それから「同じものが二度とない」一期一会な味わいの面白さ、あたりが大きいようです。悪酔いしにくいという体感の声もよく見かけます。
そんな流れを調べていて知ったのが、仙台・大町にある2軒の自然派ワインの店、〈大學〉と〈Love Song〉です。この2軒、単に近所にあるだけでなく、師匠と弟子という関係でつながっていました。
大學(だいがく)— ご夫婦が守る、自然派ワインのスナック
青葉区大町、肴町のあたりにある〈大學〉は、2019年からご夫婦で営む自然派ワインのスナック。ご主人がワインを選び、奥さまが水餃子やチヂミ、ナポリタンといった「実家みたいな」気取らない料理を担当しています。店名は、実はお店の名前ではなくご夫婦の苗字。雑誌『BRUTUS』のナチュラルワインガイドでも取り上げられた実力店で、仙台で自然派ワインの世界を知りたいなら、まず訪ねたい一軒です。
🔗 Instagram @daigakus
Love Song — 愛弟子が受け継いだ「バトン」
大學から歩いてすぐ、仲町公園のそばにあるのが〈Love Song by BATONS〉。店主の板垣卓也さんは、もともと大學のご夫婦の「愛弟子」だった方です。勤めていたホテルが閉店したのをきっかけに大學で働くよう誘われ、そこで自然派ワインの面白さを教わり、その後独立して自分の店を開きました。
屋号の「BATONS」は、雑誌の演出的な表現ではなくお店自身が掲げている理念です。板垣さんいわく「若い人たちにバトンを渡していきたい」——師匠から受け取った一杯を、今度は自分が次の世代へつないでいく。そんな思いが店名になっています。
店ではボトル販売のほか、有料試飲スペースで生産者との関係を大切にしたナチュラルワインを味わえます。営業は13:00〜21:00(試飲は15:00〜20:30、土日祝は13:00〜)、月曜・火曜が定休です。
🔗 Instagram @love_song_sendai/公式 lovesong-wine.com
はしごするなら
大學とLove Songは、どちらも大町1丁目。歩いてほんの数分の距離なので、大學で師匠夫婦の料理とワインを楽しんでから、Love Songで弟子が選ぶ一本を試す、という順番ではしごするのがおすすめです。同じ「自然派」でも、選ぶワインの個性がそれぞれ違うのを比べてみるのも面白いところ。
まとめ
ナチュラルワインは、造り手の哲学と土地の個性がそのままボトルに出る飲み物だと言われます。大學とLove Songを訪ねてみて、それは店にも同じことが言えるのかもしれないと思いました。師匠から弟子へ、少しずつ形を変えながら受け継がれていく——そんな時間の流れも含めて味わえる2軒です。
仙台のワインバーをもっと知りたい方は、地元40代が通う6軒まとめもあわせてどうぞ。
※営業時間・料金・定休は変わることがあります。最新情報は各店の公式・Instagramでご確認ください。

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